画龍点睛という故事をご存じか?今、PCで検索したらなかなか出てこないんですね。まず「画龍」がでないとは。「我流」ばかり…。
昔の中国の話。龍の絵を描いて、ずうっと目だけを描きいれずにいて、最後に目を描きいれたところ、にわかに龍が生命を宿し動きだして空に昇っていったという。
こんな感じかな。龍はまったく参考画を調べずにあてずっぽうで描きました。なお、龍が抜け出しているのは掛け軸のような縦長の紙であり、「一反木綿」ではありませんから。(念のため)
しかし漫画を描くときに、この方法はあまりお勧めできません。自分はまず、最初に目を入れます。前にも書いたけど、その方がキャラと対話できますし楽しいですよ。「点睛」とは瞳を描きいれる事だと思った。「点」は、「つける」とも読みますよね。「睛」は目が偏なので瞳だと思う。
ついでに思い付いたんですけど、仏像にも開眼(かいげん)という儀式があって、できあがった像に目を描きいれるのです。一種の入魂式です。
目について思うことは一緒ですね。