hikonoir blog

漫画についてあれこれ

道具

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お待たせいたしました。PCの不具合、いろいろあるのですが原因の主たるものは、アップデート更新でした。どうも古いハードとソフトには新しいアップデートはしなくていいんです。それを知らずに送られてくるアップロードをシャットダウン時に普通にしてたのがいけなかった。

 

それで整理整頓してすっきりしました。多少おそくなってしまいましたが、古いソフトなので仕方ないんです。それを無理に早くしてたのがいけなかった。みなさんも気をつけましょう。まぁ、古いソフトのくせに調子こいてすいすいサクサク…そりゃ、無理が祟るってもんですよ。

 

話は変わって、ちょっと前のペン画、フランケンの。あれ今回、イラストソフトで加筆修正したんですが、元はケント紙に墨汁だけで描いたんです。つまり灰色(グレー)は無いんです。白と黒の2色のみ。これは、手描きの漫画も同じですね。筆や水で薄めることはできないんです。ペンですから、黒色しか出てきません。そこが面白いんです。

 

じゃぁどうするか?灰色はペンでひいた線の細さ、あるいは線じゃなく点にする。細い線だと太いものより、黒色が弱くなります。もっと弱い灰色は点になり、もっと薄い灰色はより小さく細かい点になります。これらの方法でグレーゾーンを描いて行くわけです。今回は、ソフトで灰色を塗っています。PCが無い手描きの灰色は非常に細かい作業で、時間がかかります。そうゆう場合は灰色は印刷の時点で、何%の網掛けか指定します。漫画家から出版社へ渡って原稿の色指定(灰色)が行われるんです。

 

ほどなくスクリーントーンという灰色のシールが普及して、漫画家自身が灰色のトーンを切って貼るようになります。僕も何十枚もスクリーントーンを持っていました。

 

道具の進化って重要ですね。

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