はい。顔のアップです。いつもは、乗算で陰を付けていくのですが、この子の場合、アレが…。そう、まだタイツはかしていません。
ちょいと変化させてます。構図も重要ですが、ポーズや動きは意外と軽んじているような気がします。つまり、ルネサンス以降西洋絵画、一般にいわれる絵画って動きが殆ど無いですよね。モデルを置いて、座らせたり、立たせたり。普通に人が行ってる動きしか描いてこなかった。仕方ありませんよね。しかし、写真や映画の登場で人や動物の動きが正確に再現されて人々は驚いたでしょう。
そうは言っても、画架を置いてキャンバスに人物を描く時、空中で飛び跳ねるポーズなんか不可能です。そういう事情で今も画家は椅子に座って手を組む人物しか描かないんです。もうそれが一般化して動きの少ない絵や漫画が、大半を占めちゃってます。酷い作品は顔のアップと台詞だけで漫画にしちゃってる。それはそれで良いんですが、僕はなんかつまんないって思います。