お晩です。
後1ページでワンコーラス終わり。少しづつワクワクしてきました。
自分でも思うんですけど、こうやって漫画を描いてると気持ちが絵柄、キャラ、ストーリーなどに影響されていきます。
作者によって、何を題材にするかっていうのは、その作者の気持ち次第だということ…。いつも考えてること、人生の悩み、家庭や職場の悩み、世界の勢力や人類の未来、経済や社会制度、学校や友達との人間関係…。
あげればきりが無いけど、そのどれかを選んで作品にするんです。
僕の場合はファンタジー。ですが、上のような音楽、以前の鮫漫画、れお子のような古今東西の民族文化からホラーまで扱う作品もあり、結構多彩だと思います。
そうは言っても、作者は僕一人で絵、話、キャラ全て作ってますから、自然と共通するものが出てくるんです。
それはワクワクですか…ね。これがないと描いてても、読み返しても面白くない。いろいろ考えるんですが感性なので、これっていう方法や手順、水準がよく解らない。気付いたらいい感じに描いてた…。もちろん、そうじゃない場合もあって、そういう時は頓挫、あるいはボツ…。
話は変わりますが、前回の続き。「きひつかみ」=木火土金水。西洋で言うところのアース、ウインド、ファイア、ウォーター。地、風、火、水の4要素。似て非なる東洋と西洋という感じですね。
ただ、日や時刻が12をもとに構築されてるのに、「きひつかみ」は5つ。一年は12ヶ月で四季は3ヶ月づつ。
木火土金水を見ると、なんとなくイメージが湧きませんか?木は、春の植物の芽吹く様子。火は文字通り、夏のイメージ。で、金。これは黄金色に輝く収穫の色と金属の意味。すると冬は、雪の元になる水。
え?じゃ、土は?
困るじゃん…。だから、5個は駄目なんだって。とは言え、中国から伝わってきてなんとなくそのまま使ってたもんだから、もう今さら4つに減らすのも…。江戸時代の人は考えた。で、「よし、こうしよう!」と、思い付いたのが余った「土」を四季のそれぞれに4分割してそれぞれに組み込むという方法。
というわけで、真夏にあたる頃にこの4分割された「土」がひょっこり現れました。そうです、「土用の丑」の意味はこの木火土金水の「土」のことです。もちろん、分割されてるので、春、秋、冬にも土用はありますよ。
ついでに、「木」にイメージ、春には緑の葉の色、緑を青と呼ぶのは信号でお馴染みでしょう…、そうです、「青」の色を割り当てます。「木」=「春」=「青」という連想でしょうか…。そこから、青春。
「火」は夏で橙色を割り当てます。(多分…記憶が少し、ちょっと自信ないかな)
「金」の秋は「白」を割り当てます。そう…、北原白秋の白秋になります。
「水」の冬は「玄」を割り当てます。玄関や玄米に使われる漢字。色でいうと黒に近い無彩色に近い…。なかなか表現できませんが、日本のれっきとした色のようです。
玄冬という言葉もあるようです。
今、調べてて、出てきました。夏は「橙」じゃなく「朱」でした。
どこからどこまでが中国か?また日本に組み入れたのはいつからか?いろいろ面白いんだけど、僕はひょっとしたら日本人が漢字を創ったのかもしれないと…。
聞きかじりと、僕の素人、浅学をもって勝手に解釈。
現在までどの程度か解りませんが、中国語自体には熟語機能がさほど無いということ…。特に、近代のものはほとんど日本から中国へ伝わりました。例えば、「人民」「共和国」という熟語。もともと中国にはない言葉だそうです。
いっぱいあってどれだどうだか定かでない状況です。さらに、漢字自体も和製漢字がかなり多く輸入されてます。たしか「動画」の「動」も日本人の和製漢字にひとつだったように記憶してます。
ともかく、ヘンとツクリの意味あいや組み合わせが日本人らしい…「峠」もそうだったように思います。こういった発想は中国人より日本人が豊かなように考えます。
それは、ひらがなの発明にも言えます。
長々と書きました。…というわけで例の如く丑三つ時となります。