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只今、11/15㈮午後9時34分。
今回もお店から記事を書いてます。
「猿の惑星」は、だいぶ前にもこのブログで書きました。最近また新しい「猿の惑星」が3本アマプラに上がっていました。
で、全部見ちゃいました。
なんか、猿が全部CGというのが…。
最初はこれはこれで、良いと思いましたが、やはりティム・バートンの作品を見て着ぐるみが良いと思いなおした次第。
っていうか、初期のC・ヘストンからはじまる3~4作品のメーキャップが一番良い…ということです。
まぁ、あれを最初にテレビで見たもんだから、そう思うかも…です。
若いチンパンジーカップル、ジーラとコーネリアス。このコーネリアスは、今回のCGにもでてきます。
当時、吹替はだれだったか?山田康夫?
ジーラとと共にメーキャップが一番しっくり。
なんせ、C・ヘストンが捕まって口がきけない状態になってしまう。
ここが一番のポイント!
既にいる人間達も全員口がきけない!
これは、原作者ピエール・ブールが日本軍に捕まり、捕虜収容所で体験したことに基づくと考えます。
牢屋に入れられ、看守をはじめ全員日本人。もちろんフランス人であるピエール・ブールにはわかりません。
食生活も違います。
不満を言おうにも言葉が通じない…。
そうです、日本人が猿。
自分は白人で人間というスタンスがどこか垣間見えますでしょうか?
映画でも、軍隊が頻繁に出てきます。
あれが、日本軍ということですよ。
ピエール・ブールは東南アジアで従軍。そこで、あの泰緬鉄道を扱った映画…
…「戦場の架ける橋」の原作者でもあります。
当時はビルマと呼ばれていた戦場に行き、日本軍の鉄道建設を取材。
どうやらインドで捕まったらしいです。
ピエール・ブールにとっては、自分の苦い思い出を寓意的に猿に置き換えて小説「猿の惑星」を書いたんだと思います。
みなさんもご存じのように教科書から抜け落ちた戦争の状況がここにあります。
フランスは、東南アジアに植民地を持っておりました。確かベトナムがそうだったと…。ほかにもオランダ、イギリス、アメリカなどビルマ、インド、フィリピン、インドネシア…など。
そして日本だけが(タイ王国は除く)、独立を保っていた。
タイ王国も存続していましたが、先進国といえるほどでもありませんし、強国でもありません。
ピエール・ブールはそんなアジアで日本軍と戦っていました。
日本軍は植民地解放のために現地に残って活動するわけです。
そんな背景がこの小説にはあるのです。
しかし、映画では見事にSFになってます。
では、ここで…。