おはようございます。というか、昨日からずっと起きています。
さすがに眠いので、ちょっと横になろうかと…。
___ええぇ、上の文章から今、起きたところです。
今朝は、昨日、僕が感心した出来事をご紹介。
みなさんは納豆を食べますか?僕は必ずって言うほどではありませんが、特に食べたいとは思わないが、…あれば食べる…くらいで、特別な感情は持ち合わせていません。
普通に美味しいし、好きな食べ物でもあります。
ただ、最近思い出したように以前に比べたら頻繁に食べてます。理由は解りません。で、スーパーに行くと納豆って、ほとんど小粒とか、極小の商品ばかり。え?こんなに種類あったっけっ?各メーカー「極小」「小粒」といった商品が一番目立つところに…。
久々に買うわけではありませんが、別に気にもしなかったんですが、昨今、例の細菌による予防に納豆が話題になったりして、ある日、売り場に一つも無かったり…。
あと…、北海道のどこだったか日高だったか、胆振だったか、地震があって、僕も大変な目にあったんですが、そのときも納豆無くなってましたね。(この時は納豆以外にもいろんな物が店頭から消えました)
まぁ…、納豆好きな日本人がいるのは良いことですよ。当たり前ですが、日本を代表する食品ですから。
ちょっと横道に逸れました。昨日、スーパーで「そういえば、ウチに納豆あったかな?」などと気付いて売り棚に行って見てたら、「ん?」
明らかに、他の納豆とは違う荷姿…。普通は発泡プラスチックの真四角の手のひらサイズ。それが、だいたい3つで1パック。
しかし、それは藁でくるまれた長い棒状のもの。もちろん中程は程よく膨れています。そう言えば子供の頃、このような納豆を店でみたことがある…。最後に見たのは何時だったか?
「これは珍しい!でも、高いんだろうな…」と思いつつ、そこから離れようとした時、視界に「半額」のシールが目に入った。
それで、もうかれこれ何年ぶりか…、いや、もう始めてと言っても良い…。藁に包まれた納豆を食べて見ることに。頭では、納豆菌は藁に付着しているという事実があるものの、実際それを開いて食べるのはちょっとした驚きであり、感動ですよ。
藁で巻かれているんですが、開くと、直に納豆が裸で出てきます。ナイロンシートやフィルムなど一切ありません。シンプル。人工のものは一切なし。藁の表面には紙で商品名や製造情報が書かれて貼り付けられていました。
どこだったか忘れましたが、道内で、そんなに遠くない場所(遠いとは、だいたい道東の釧路根室、道南の函館を指します)ところで作られていました。そういう場所があるのも好感が持てますね。
などと感心していましたが、一番感心したのは匂い…。あの独特の納豆の匂いがほとんどしません。「マジ?」口に近づけて、口に入れるほんの一瞬香る…。それもあの臭みじゃない。何というか、真新しいパック詰めの、作りたてのものにだけある匂い…。発酵した臭みじゃない、純粋な納豆そのものの匂い。
確か、あの納豆のちょっとでも手や指先に付いても臭ってしまう、あの臭い匂いはプラスチックに入れてパックした結果であると、…以前、何かで読んだか、聞いたような…。
そんなことを思い出しました。ほんと、あの匂いはしません。もちろん普通に糸を引いてますよ。豆も小粒じゃありません。小粒なんか食えるか!大豆をもっちり噛んで口に広がるふくよかな、何とも言えない味。大豆を全く別の発酵食品に変えた驚きの味。
パック詰めのものより味が薄いと思いました。つまり、あの匂いのおかげで濃い味を食べてるんです。おまけに、付属の辛子やタレが、別の味付けをしますね。
ま、それも悪くないし、それが一般的なので、それはそれで良いんです。でも、今食べたような味はしません。藁で包んだ納豆には、付属のタレや辛子は付いてません。あんなもの要りません。今回、ご飯も醤油も無しで、藁を開いて、そのままそこから箸でつまんで、気付いたらあっという間に食べていました。
ご飯要らない。醤油要らない。口に入れた途端にそう思いました。不思議。
そもそも日本人のご飯とおかずを交互に選択して、塩分や味を微妙にコントロールして自分好みに合わせ口のなかで調和させるという、こういうシステム自体驚きですよ。多分、他の国にも主食と副菜の組み合わせはあると思いますが、日本式って大したものですよ。
いやぁ~、今回は普段ほとんど口にしませんでしたから良い経験でした。
藁納豆、どんどん作って売ってほしいなぁ~…そう思うのでした。