まず、レイヤーって知らないと思います。解りやすく言うと、アニメのセル画と考えてください。透明の薄いペラペラのビニール製の紙の替りの物。実際セル画に描きませんし、そんなもの買ってこなくていいです。
多くの絵画制作ソフトは、このレイヤー機能で絵を描きます。便利ですねー。昔みたく、セルに専用絵具で着色しなくて済ます。このブログのトップのイラストは自分の連載漫画から切り取ったものですが、これもレイヤー機能がないとスムーズに完成できません。
説明すると、背景の小さな不定形のドットやグリーン、黒から青のグラデーション、光源のハイライト等、約6枚位レイヤーを使用。そしてその上にシルエットの人物。左手、輪郭のグラデーション等、3枚位レイヤーを使用。そして、手前の後ろ向きの人物。人物描写だけで約ニ十数枚使用。他、星、スモーク、糸状霧等で40~50枚使用。
漫画の1コマで50枚以上のレイヤーを使用。1ページ仕上げるのにレイヤー200~300枚は使います。これは自分の場合であって、他の作家はどれくらいか全然解りません。もちろん、画風もありますから、レイヤーあまり使わないっていう人もいるでしょう。自分の場合、丹念に積み重ねていく過程から1枚に凝縮される瞬間がドキドキするので、いっぱいレイヤー使うの好きです。
少しは解ったかな?